ごあいさつ

きらり在宅診療所院長の小林美雪です。
長年病院で診療する中で「慣れたご自宅でお好きな物を前にされたら、もっと食べられるのでは」と思う食事摂取困難の患者様、「家に帰りたい」と繰り返す認知症の患者様と苦悩されるご家族、患者様が最期の時を迎えるにあたり「本当は家で看取りたかった」と話すご家族に大勢お会いしました。いろいろな事情でご本人が受診できず周囲の方から相談をお受けして「ご本人が病院に来てくださることさえできれば」と残念な思いをしたことも数えきれません。
患者さんとご家族の負担を減らせる「動く診療」をしたいとの思いを持ち続け、在宅診療専門のクリニック開院に至りました。さまざまな関係職種の方や地域の病院と連携し、ご自宅で療養される患者様とご家族を24 時間体制で支えていきたいと思っています。